ボディ&ヘルス 【2016.10.15】

仕事のあいまの体操でぎっくり腰を予防しよう

仕事のあいまの体操でぎっくり腰を予防しよう

寒くなり、体が縮むこの季節。うっかりと体を冷やして、おもわぬ「ぎっくり腰」で病院に駆け込んだという人もいらっしゃるのではないでしょうか。

ぎっくり腰とは?


いわゆるぎっくり腰は、腰椎の捻挫でひきおこされる周囲の筋肉の炎症や痛みです。画像検査で「ここが原因」という特定ができないので、非特異的腰痛に分類されます。画像上で原因部位が特定できないというだけで重篤な病気が隠れているわけではないので、怖がらなくていい腰痛でもあります。



とはいえ、病院で「怖くない腰痛」なのだと言われても、「またぎっくり腰になるのではないか」という不安や恐怖心がわき起ってしまうこともあるでしょう。「原因が特定できない」という言葉を勘違いして、病院受診をくりかえす人もあるかもしれません。ここで腰をかばいすぎて運動不足になると、筋肉が緊張し筋力も低下して、かえってまた腰を悪くしてしまうという悪循環が指摘されています。

腰痛予防対策をとっていきましょう!


腰痛を予防する体操を少しずつ生活に取り入れることで、再発を防いでいきましょう。東京大学22世紀医療センターの松平浩先生監修のこちらのページが参考になります。(福田は予防体操の実技指導もさせていただいていますので、ご一報くださいませ)

一方で、運動不足になってはダメだから、と辛いのを我慢していつも通りの仕事や家事をこなしているという人もあるようです。ここでちょっと思い出してほしいのは、「休んではいけない」と言われたわけではないということです。ぎっくり腰が心身の疲労のサインとして現れたのだと考えれば、ぐっすり眠る、休息をとる、というのは大事なことです。身体の回復力を高めてくれますから、眠れるときによく眠っておきましょう。

腰痛再発を防ぎ、慢性腰痛に陥るのを防ぐポイントは次の5つ


①有酸素運動

②休養

③仕事前・中・後の体操

④身体トレーニング

⑤職場や家の作業環境整備

とくに、痛みに対する不安や恐怖心、職場の人間関係ストレスやトラブル、過労などで、脳機能の不具合がおきると、痛みを抑えてくれる脳内物質の分泌が減り、痛みが悪化するようになります。ストレスがかかると痛みが悪化するような場合や、めまい、頭痛、耳鳴り、睡眠障害などの他の症状が重なっている場合は、ストレス対策も同時に行っていきましょう。

有酸素運動や十分な休養でストレスを解消し、脳機能を改善させることが役に立ちます。呼吸法や各種リラクゼーション法もいいですね。また、仕事の前だけでなく、仕事のあいまにもこまめに体を動かして体が冷えきるのを防いだり、筋肉の働きが落ちないようにしておくことも大事です。そのうえで、弱ってしまった体を鍛え直すためのトレーニングにも取り組んでみましょう。


職場や家の作業環境が、身体にとって無理のない配置や高さであるように、環境整備をすることも、だいじなことです。なにしろ、毎日くりかえすことですから・・・。


PR→スタジオユウでは、会社・事業所の従業員向け腰痛予防体操指導講習を行っています。職場や家庭の作業環境を見直したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

福田 裕子
福田 裕子Yuko Fukuda
コラム「ボディ&ヘルス」担当

<理学療法士。働くひとの健康支援 Soleil スタジオ ユウ代表> 
京都大学医療技術短期大学部理学療法学科・放送大学教養学部発達と教育専攻卒。
24年間でのべ7万人以上の中高年の介護予防運動やリハビリを指導。
2007年 フリーランスとなり介護予防事業に従事。リハビリにも使われる運動療法を運動が苦手な人むけにシンプルにアレンジした運動学習ドリル10秒ポーズを考案。
2014年 企業むけ研修を本格的に開始。腰痛予防体操などを通じ「自分のからだは自分で守る」自己管理意識を高め、企業の健康風土づくりを支援。「痛みが楽になる、体が軽くなる、温かくなる、指導がわかりやすい」と定評がある。高齢者リハビリテーションの経験から、齢をとるとみじめだという意識を変え「この体で生きてきてよかった」と人生最後の時に感謝できるような社会づくりを目指している。

[公式ブログ] http://fukui-yukorin.com/
[ホームページ] http://studio-yu.com/

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