キャリア&スキル 【2017.03.03】

雛祭りにみるプロトコル

雛祭りにみるプロトコル

こんにちは 立ち居振る舞い講師の八代祐理子です。

今日は上巳(じょうし)の節句 いわゆる桃の節句ですね。

陰暦最初の巳の日、白い紙の人形の形代に、身体を撫でて川に流し、穢れを祓い厄払いをするという、男女問わずのお節句でしたが、平安貴族の子女の雅な人形遊びと結びつき、今の形に変化して参りました。


禊と祓いの文化は、実は日本だけではなく、キリスト教の洗礼式などでも

白い衣を着て川に浸り、穢れを祓い新生する儀礼ですね。

インドやギリシャにもユダヤにも禊文化はございますね。

洋の東西を問わず、要の節目には、穢れを祓い気持ちを新たにすることは大変神聖な儀礼です。


現在 雛祭りといえば、穢れを祓う節句というよりも、健やかな女の子の成長を祝う お雛様のお祝いというイメージがございます。

親王、親王妃(お内裏様とお雛様)を飾るときに、配列を忘れてしまうことございませんか。

実は、どちらが正解不正解はないのですが、明治維新後は、国際プロトコル(国際儀礼)にのっとって右側上位の配列の地域が殆どになりました。

これは、向かって左に親王を配列する形です。(親王の左に親王妃)

もう一つの配列は、陰陽に従い、向かって右に親王を配列します。

(厳密に言えば、北を背にする形)

京都などでは、陰陽に従って配列するところが今も多いそうですよ。


国際プロトコルでは、右側が上位ということを覚えておけば、お雛様の配列も困りませんし、実際役に立つことが多くあります。

国際化された今、右側上位は基本と思って下さい。

今日は、生徒さんと女子力アップのテーブルマナーレッスンをするのですが、その中の立ち居振る舞いをお伝えする中にもそれがございます。

今日は一つお分かちさせて頂きますね。


着席する時、国際プロトコルでは、右側上位ですから、左側から入ります。

そうすれば、お隣とぶつかることなく、スムーズに着席できます。

その時に、左側に植木があったり、カフェのテーブルのようにくっついていて、右から入る方が

明らかにスマートな場合がございます。

その時は、どうぞ遠慮なく右側からお入り下さいね。




今晩は、ハマグリのお吸い物にちらしずしの定番メニューです。

白酒に、菱餅、お雛あられも定番かもしれませんが、是非よもぎ餅と桃の花も加えて下さいね。

よもぎは万能ハーブで、実は邪気払い効果がありますので、よもぎ餅は上巳の節句のお菓子。

女子に人気の韓国から来たよもぎ蒸しも、なるほどなと思いますよね。小豆も邪気払いです。

桃も、魔よけや邪気払いの意があり、「桃から生まれた桃太郎」も、あーなるほどなと思います。

だから鬼退治が出来たのですね。

私などは邪気祓いでなくても、よもぎ餅や桃は、しょっちゅう頂きたいというのが本音でしょうか。


気持ちを新たにする意味でも、お雛様を境に、少しづつ衣替えなどをして、不必要なものは処分したりするのもよいかもしれません。

節目節目に身も心も整理すると気持ちが良いものです。

この頃から始めますと、4月からの新しい生活に間に合いますね。

この春は みなさまにとって桃色の素敵なシーズンとなりますように。

福田 裕子
八代 祐理子Yuriko Yatusiro
コラム「キャリア&スキル」担当

<立ち居振る舞い/マナー講師>
女将であった祖母、働く女性達の姿、また良妻賢母である母の姿、バレエなどの美しい先生や先輩の姿など、女性の多面的な魅力を肌で学びながら育つ。
幼少よりクラシックバレエ、ピアノ、茶道華道、フラワーアレンジメント、テーブルアレンジメントなど学び、ブリザードフラワー講師資格を取得。
英文科卒業後、テレビ局に勤務。退職後、留学を経験。その後結婚し2児の母となる。
2011年マナー講師、立ち居振る舞い講師資格取得。2013年テーブルマナー講師資格取得。
自分を愛するように、隣人を愛する人、知性と品性が磨かれた美しい人を目標に掲げ、個人の魅力を引き出していく講座は、堅苦しくなく むしろ解放感を味わえる楽しいレッスンと評判。


[公式ブログ] http://ameblo.jp/yuriko-grace

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