おいしい時間 【2016.09.16】

秋の味覚!りんごを使ったおやつを作ってみませんか?

秋の味覚!りんごを使ったおやつを作ってみませんか?

朝夕めっきり涼しくなり、本格的に秋を感じる季節となりました。これからの時期は、果物は甘くなり魚にも脂がのり、ますます食べ物が美味しくなります。まさに食欲の秋ですね♪

その中で、りんごを使った懐かしのおやつをご紹介します。



【アップルドーナツ】



■材料(2人前)

りんご 1個

ホットケーキミックス(またはパンケーキミックス) 150g

卵 1個

牛乳 100ml

砂糖 適量


■作り方

1、りんごは1.5㎝ほどの輪切りにし、芯をくり抜く。(皮はつけたままでも、むいてもOK)

2、卵を溶きほぐし、牛乳を加え、ホットケーキミックスを加えて混ぜる。

3、りんごの水気を切り、2の生地をたっぷりとつけ、きつね色になるまで揚げる。

4、油を切り、熱いうちに砂糖やお好みでシナモンシュガーなどをまぶす。


昭和30年の雑誌に掲載されたレシピをアレンジしたものです。当時のレシピでは、卵、小麦粉(メリケン粉と記載されていました)、ミルク、砂糖、ベーキングパウダーで、ドーナツ生地を手作りしていましたが、ホットケーキミックスを使い、より簡単になりました。


※アレンジ

揚げ油にはココナッツオイルを使っても。その場合、ココナッツオイルをフライパンに多めに熱し、揚げ焼きのようにして作ります。ナッツの風味が豊かで、また違った美味しさですよ♪



【りんごクレップ】


■材料(作りやすい分量)

ホットケーキミックス(またはパンケーキミックス)100g

卵 1個

牛乳 200ml

りんご 1個

砂糖 大さじ2

バター 小さじ1

みかん(缶詰) 少々

チョコペン 少々


■作り方

1、卵を溶きほぐし、牛乳を加え、ホットケーキミックスを加えて混ぜる。

2、フライパンを熱し、お玉を使って丸く生地を焼き、表面が乾いてきたら裏返してさっと焼く。

3、りんごは薄いいちょう切りにし、砂糖とバターを加えて煮る。

4、クレープに 3 のりんごの甘煮を包み、みかんとチョコペンでお花の模様をつける。


昭和38年発行の書籍『アイデアのお菓子』に掲載されたレシピをアレンジしました。

(白黒の画像は当時の本に掲載されていたものです)

こちらも、当時のレシピを見るとイチから生地を手作りしています。

また、現代のレシピと異なる点は、かなり甘めの仕上がりだということ。りんごの甘煮の分量をみると、りんご1個に対し砂糖が50gも使われています。甘い仕上がりが好みの方は、りんごの甘煮の代わりにジャムを挟むと、もっと手軽に作れますね♪


ちなみにクレープというとおなじみの生クリームやフルーツのたっぷり入ったものを想像しますが、これは1970年代の原宿が発祥地と言われています。
なので、この“りんごのクレップ”はかなり時代を先取りしていたのでしょう!

たまにしか食べられないデザートだからこそ、しっかりした甘さが好まれたのだと思います。



【ホットりんごジュース】


■材料(1人分)

紅玉りんご(皮) 1個分

水 250ml

レモン汁 小さじ1

砂糖大さじ2


■作り方

1、鍋にりんごの皮と水を入れて、きれいなピンク色になるまでゆっくり煮る。

2、ガーゼなどでこし、こした汁に砂糖を加え再び火にかける。温まったらレモン汁を加える。


りんごの皮を使ったジュースです。紅茶のティーバッグを一緒に煮だしてもいいですね。



これは、先ほどのりんごジュースをサイダーで割ったもの。

ピンク色のかわいいアップルサイダーが簡単に作れます。普段なら捨ててしまう皮でも、工夫次第で美味しく変身できますよ♪



「1日1個のりんごは医者を遠ざける」という言葉があるように、様々な健康効果が期待できるりんごですが、中でも生活習慣病の予防には効果があるとされています。

また、食後の血糖値の上昇を抑制する効果もあるといわれているので、ダイエットの味方にもなりますね!

りんごは種類も豊富で味わいも様々ですが、ちょっと甘さに欠けるものも調理次第でとっても美味しくなりますよ♪

是非いろいろ工夫して作ってみてくださいね。



これまで様々なジャンルにおける「昭和の食」をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

各レシピに共通して思うことは、たとえ材料が足らなくても、出来る限り美味しくなるような工夫がされていたということです。また、発想が柔軟で、面白いアイディアが多く、真似したい点を多々見つけることができました。

食生活は毎日毎日のことですが、だからこそ、工夫次第で日々の生活をより楽しくすることができると思います。そのことを、料理だけでなく、普段の生活を送る上でも生かしていきたいと思いました!

私の連載は今回で最後になります。

これまでお読みいただきありがとうございました。

福田 裕子
和田 祐生子Yuuko Wada
コラム「おいしい時間」担当

<食文化研究家>
1988年、福井県生まれ。実践女子大学食生活科学科卒。
幼い頃から食への関心が高く、食品添加物など、食の安全性について学ぶ。
同時に、日本の世俗についても興味を持つ。大正~平成の婦人雑誌・および食専門雑誌を読む中、当時の決して豊かではない状況で精一杯の工夫がなされている食生活に感銘を受け、当時のレシピを再現するようになる。
現代の食生活が抱える問題を改善し、それを次世代に継承していくことの必要性を感じている。
食文化研究家として福井の情報誌に掲載。イカロス出版『まいにちお弁当日和』において
“昭和のお辨當”という記事を執筆した経歴を持つ。


[公式ブログ] http://syowabento.blog.fc2.com/

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