GOKAN -五感- 【2015.06.06】

普段づかいのお取り寄せ、あれこれ

普段づかいのお取り寄せ、あれこれ

桜散る4月を終え、新たな職場や学校など身の周りの変化にようやく馴染みはじめる6月。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今月のコラムでは、急な来客や手土産にも使えて、自分自身も家事や子育て、仕事の合間にほっと一息つきたいとき、お茶のお供に良さそうな普段づかいのお取り寄せ品を御紹介します。
今回は福井からほど近い富山のお品を中心に、選ぶときに大切にしているおもてなしのエッセンスも感じていただけたらと思っています。


まず1品目は
薄氷本舗五郎丸屋の「T五(ティーゴ)」


250年の歴史をもつ老舗のお菓子屋さんが手掛ける 薄氷のように、口の中に入れるとそっと溶ける繊細な干菓子です。
こだわりの和の天然素材で作られた、
①「桜・塩味」 待ちかねた雪国の春のよろこびをイメージした薄紅色。国産の桜の風味をそのまま閉じこめ、ほんのりと塩味を利かせている。
②「抹茶・苦味」 樹々や草の息吹をイメージした深い緑。京都宇治の石臼挽き抹茶を用いた濃厚な味わい。
③「柚子・酸味」 陽の光の恵みをイメージした鮮やかな黄色。豊かな香りと酸味が特徴の富山県庄川産の柚子果汁が使われている。
④「和三盆・甘味」 雪国の冬のぬくもりをイメージした真珠のような白色。阿波の和三盆を使用。
⑤「胡麻・滋味」 土用の季節を表現した「玄」と呼ばれる黒色。滋味豊かな無農薬栽培による国産の胡麻を使用。
これら5つのTORN(色合い)とTASTE(味わい)を愉しむお菓子は職人の手によって1枚1枚手作りされているそうです。


どの季節の要素も兼ね備えていることから通年使えて日持ちしますし、同封されたパンフレットも美しく価格も手頃なことから、 常備しておくと便利。
急な来客でも慌てることなくお出しすることができますし、上質なおもてなしの心が伝わります。


そして、この5つの繊細な干菓子は真綿に丁寧に包まれていて、まるで産着を着た大切な赤ちゃんのよう。


私が娘を出産したときには生クリームなど油脂分の多いものを使用したお菓子は乳腺炎につながることもあり避けた方がいいよとアドバイスもらったこともあり、なかなか甘いものを口に出来ずに寂しい思いをしたことがあったので
友人知人が出産したときにはお祝いの品に添えて こちらをお渡しすることもあります。
育児の話に花が咲くきっかけになり、 重宝します。


続いて
こちらも創業170余年の老舗、大野屋の「高岡ラムネ」


大人のラムネをコンセプトに、材料には富山のお米を使った米粉や地域の食材を使用。大野屋に代々伝わる和菓子用木型で抜いた珍しいラムネです。
①「宝尽くし」
福徳を招く宝物を並べた古来からの吉祥文様でもある、隠れ蓑・米俵・宝珠・打ち出の小槌・鯛・梅・さかずき・七宝・はまぐり・巴紋がモチーフ。
②「花尽くし」
モチーフは日本の四季を彩る花々、桜・梅 紫陽花・朝顔・撫子・桔梗・菖蒲・牡丹・楓・菊。
③「貝尽くし」
「貝尽くし」は古来から人気の吉祥文様のひとつで、貝は古来より貨幣として使われたり、中国八吉祥のひとつにほら貝があるなど、宝物として描かれている。
④「春尽くし、夏尽くし」
四季折々の風物詩を季節ごとに詰め合わせた季節限定シリーズ。「春尽くし」は春にまつわる絵柄のチューリップ・あやめ・桜・お雛様・つくし・鯉のぼり・わらび・たけのこ・苺・牡丹を、「夏尽くし」は夏を彩るナデシコ・水・千鳥・朝顔・金魚・ひょうたん・枝豆・茄子・オモダカ・ひまわりがモチーフ。


それぞれ季節やおめでたい文様を型どっていて話題に事欠きませんし、ワンコイン程の価格ながら職人が1つ1つ手作りしているラムネは、包装も洒落ているので送った相手も気負いなく受け取りやすい品です。


3つ目は、
高野もなか屋の「もなかのも」


高野もなか屋は昭和25年創業の最中の「皮」専門店です。
もともとは県内外の和菓子屋に卸しをしていたお店ですが、 一般のお客様にも直接その美味しさを感じていただきたいと小売販売をはじめたところ、「幻のもち米」と呼ばれる「新大正もち」が生み出す香ばしさとサクサクとした食感が評判に。
瓶詰めの餡とセットで売られたものもありますが、
私は丸や細長い皮だけを買って、好みのアイスや白玉、餡や、生クリームなど好きなものを挟んだりトッピングして子供や子供のお友達が遊びにきた時のおやつとして出しています。


好きな具材を選べることは手巻き寿司をするときの楽しみにちょっと似ているかもしれませんね。

大人には、おつまみ仕立てに使うことも。
同じく金沢にも最中専門店があり、そちらのものは形が様々で ワクワクして選びきれないほど。
「たねらく」


ひとくちサイズにむすんだおむすびやサラダ、チーズなどを乗せるだけでおもてなしのオードブルに早変わりです。

取り寄せた品を盛り付ける器にもこだわってみるのも楽しみのひとつ。
気に入った作家さんのものを揃えたり、たとえ値がはっても一生ものの器を少しずつ時間をかけて手にしていくのもいいものです。
時には骨董品やアンティークショップをのぞいて、宝探し気分。
時代を超えてなお魅力を放つアンティークを1つ買ってみてはいかがでしょうか。いつもの雰囲気とは違うコーディネートを作り出すエッセンスになります。

こちらは富山にある「Trifle-worth Antiques(トライフルワース アンティークス)」



イギリスで買い付けたアンティークをメインに、修繕が必要なものは奥にある工房で修繕をほどこして店内に並べているセンスの良いお店です。
店舗デザインを手がけるプロが使うお店でありながら、ドライブの途中に立ち寄って気に入ったグラスやお皿を手土産に買って帰ることができる開放感 があることもオススメポイントです。

お取り寄せや手土産を吟味したり考えるときは幸せな気持ちになります。
作り手のストーリーや制作背景を知ることも楽しいことですし、日々の気持ちをのせて、それを手にする自分自身の時間を想像してみたり、贈る相手の顔を思い浮かべて心が動いたり。
なんでもないときにささやかなサプライズを試みるのも素敵です。

今月は書ききれなかったものも多くありますが、またおりに触れて、考えることがちょっと楽しくなったり、こんな面白いものがあるのねと参考になる品を御紹介していきます。

道廣 喜子Kiko Michihiro
「GOKAN」担当

<Salon LAKSHMI(サロン ラクシュミー)代表/料理家・美容家>
公的機関の医療者として精神科とNST分野に携わりながら、インファント(乳幼児)マッサージや世界各国の美容技術、アロマテラピー、美容食学、薬膳インストラクターといった美容と食にまつわる国際ライセンスを多数取得。
様々な知識を軸にサロン・スクールを立ち上げ独立する。
『生まれてから死を迎えるまで、医・美・食の調和がとれたサービスと知識の提供』をコンセプトに 広い世代に向けた香育・食育・触育の講演活動、専門学校にて解剖生理学・栄養学講師をつとめる。飲食店やイベントにおけるフードスタイリングやディレクション、空間デザインをてがけるほか、メディアにてレシピ提供やコラムの執筆もおこなう。
不定期開催されるワークショップは即時満席となる人気の企画となっている

[公式ブログ] http://ameblo.jp/lakshmi-aroma/?frm_id=v.jpameblo
[ホームページ] https://kikokitchen.amebaownd.com/

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