GOKAN -五感- 【2017.12.09】

魔法の作りおき

魔法の作りおき

7月頃に出版された家事代行マッチングサービス「タスカジ」の「伝説の家政婦」4人が登場するレシピ本『予約がとれない伝説の家政婦が教える魔法の作りおき』を見ながらふと思うこと。



本に登場する皆さんは、元フレンチコックの志麻さん 、元介護施設の栄養士Kotoさん 、元保育園の栄養士makoさん、元小料理屋の女将たーちゃんさんなど、様々な経歴をお持ちの方々で、中には3時間で10数種類の美味しい作り置きおかずを作ってくれる方もいらっしゃるとか。
福井ではまだ家事代行サービスやベビーシッターなどのサービスを活用している人が、少なくとも私の身近にいないので、子育てで大変なママや介護で心身ともに疲れている方が少しでも休めたりほっとできたり、助けてと言えるサービスが負い目や罪悪感なく普及したらいいなと思ってみたり。
とはいえ、心理面のハードルもあり、なおかつお金もかかることですからまだまだ普及には時間がかかるのかな。核家族化が進んでいるからこそ、いまフィットする暮らしの仕組みを上手に取り入れるのも悪いことではないと思うのです。ちなみに私の場合は、襖の張り替えや障子の張り替えがどうしても上手くいかないのでシルバー人材の方に教えをこいつつ助けてもらうことも。




子供もそれなりに大きくなり夜泣きの苦しみや身の回りのお世話で疲労困憊という時期も通り過ぎて毎朝のお弁当と部活の送迎、夕食やおやつの準備があるくらい。両家の親に関しても介護を視野に入れた働き方や心の準備をしていますが今のところ元気でいてくれるので昔に比べたら仕事は多忙ながら心身共に楽に暮らせている方だと思います。今のうちに作り置き訓練&力試しをしてみるかと、週に1度は食費の予算を設定して節約作り置き実践中です。



ある夜2時間半での作り置き例がこちら。
•前日作って食べたカレーが鍋に1皿分弱残ったので、カレーのこびりつきも残さず綺麗にする目的も兼ねて、レンジして柔らかくしたじゃがいもを鍋の中で潰し、カレーとじゃがいもがまんべんなくまざったところで混ぜて丸めて、小麦粉、卵、パン粉の順煮付けて油で揚げたカレー味のポテトコロッケ。そうそう、中にとろけるチーズも包み込みました。
•レンジで柔らかくしたジャガイモはとりわけておいて、きゅうりとコーンとハムを混ぜてポテトサラダも作りました。
•賞味期限のきれそうな生クリームがあったのでコロッケを揚げている間にフードプロセッサーで撹拌して、自家製バターを作りました。



•バターができあがったあとにフードプロセッサーに残った離水した水分は適量のパン粉を入れてをふやかし、挽肉に練りこんで煮込みハンバーグに再利用。ソースにはできたてバターも落としてコクを出します。
•鶏肉とクコの実や棗、にんにくやしょうがなどの薬膳食材と、半端に余った餅米、屑野菜を保温鍋で煮て簡単参鶏湯風(保温鍋なので仕事に行っている間に煮込まれます)
•肉巻きエリンギ(巻いておき、あとは焼くだけの状態で保存)
•キャベツともやしのアンチョビ炒め(使わないキャベツや他に買ってきた人参などの野菜はできるだけ時間のある時に刻んでジップロックに保存しておけば、次回から使いたい分だけ取り出して時短調理ができます。)
•レシピ制作の仕事用のエビとカブ旨煮、カブト金柑のなますをこのタイミングで仕込んでしまいます。
•タコとわかめ、胡瓜の酢味噌和え
•自宅で取れた白菜で簡単キムチ
•豚肩ロースは厚めの繊切り刻んで下味をつけて冷凍庫へ。ピーマンと筍の水煮は繊切りにしてタッパーに入れて冷蔵庫へ。これらは後日青椒肉絲になります。



•秋刀魚がとても安かったので5尾買って、オリーブオイルでじっくりのコンフィを作りました。これがあると、パスタにしたりおつまみになったり、豪華なサラダに展開できます。
•ナスとオクラのおかか和えは翌日のお弁当用。
•味噌汁用にたくさんとってあった出汁を取り分けて揚げだし豆腐に展開
これで数日分、食事支度の時間を短縮して楽に過ごせるかしらといった具合です。
できたてのバターがある日もしくはその翌日は、パンケーキやミルクレープを作ります。



バターは冷やし固める前の柔らかいときにお好みではちみつやハーブを練り込んでおくといいですよ。お菓子やお肉、お魚を焼くときに重宝します。
クリスマスが近づいて、慣れないケーキ作りの過程で生クリームの泡立てに失敗してしまったら、泡立て過ぎたのをこれ幸いにお子さんと一緒にバターを作ってしまえばOK。料理って、失敗から新たなものが生まれてきます。



Enjoy ♪

道廣 喜子Kiko Michihiro
「GOKAN」担当

<Salon LAKSHMI(サロン ラクシュミー)代表/料理家・美容家>
公的機関の医療者として精神科とNST分野に携わりながら、インファント(乳幼児)マッサージや世界各国の美容技術、アロマテラピー、美容食学、薬膳インストラクターといった美容と食にまつわる国際ライセンスを多数取得。
様々な知識を軸にサロン・スクールを立ち上げ独立する。
『生まれてから死を迎えるまで、医・美・食の調和がとれたサービスと知識の提供』をコンセプトに 広い世代に向けた香育・食育・触育の講演活動、専門学校にて解剖生理学・栄養学講師をつとめる。飲食店やイベントにおけるフードスタイリングやディレクション、空間デザインをてがけるほか、メディアにてレシピ提供やコラムの執筆もおこなう。
不定期開催されるワークショップは即時満席となる人気の企画となっている

[公式ブログ] http://ameblo.jp/lakshmi-aroma/?frm_id=v.jpameblo
[ホームページ] https://kikokitchen.amebaownd.com/

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