マイライフ 【2017.03.02】

畑の菌活 その② ~私流ぼかしを作ろう~

畑の菌活 その② ~私流ぼかしを作ろう~

春の足音が聞こえてきました。

日差しも暖かく、風の香りも変わってきましたね。



さて先月のコラムで畑の菌活の話を書きました。

人間の腸内細菌のバランスを整えるのと同じように、畑の土の細菌環境に気を配ってみよう、という話でした。

>>「畑の菌活 その①」


今回は、「菌」の力を使って米ぬかのぼかしを作るお話。

実際に私がどんなふうにぼかしを作っているかご紹介します。



まず、米ぬかを用意します。

そこに、あれば菜種油粕を加えます。

油粕というのは、菜種油を絞ったときに出るもので、もちろんそれだけでも肥料としての効果があります。

さらに、カルシウムとして、今回はカキ殻を加えました。

普段は、卵の殻を入れたりします。

毎日食べる卵の殻を軽く洗ってとっておくだけなのでコストゼロ(笑)




配合比は結構いい加減なんですが('◇')ゞ

油粕も、カキ殻も全体の15~20%くらいにしています。

ちなみにここに、コーヒーの出し殻とか、ふすまとか、おからとかを入れる方もいます。


そして、この材料を発酵させていきたいわけですが。

米ぬかには乳酸菌がたくさんいて、もちろんそれだけでも発酵してくれるでしょうが、より発酵を効率的にするために、私は発酵菌剤をいれてやります。

発酵菌とお水(最近は米のとぎ汁を先に発酵させておいたもの)を合わせて、ぼかし全体の水分量30パーセントくらいになるように量を調整します。

上記の材料でしたら、材料の重量の15%くらいの水分を足してやれば良いはずです。


そして、均一に、混ぜる、混ぜる。

水分と発酵菌がまんべんなくいきわたるように混ぜます。




最後、肥料の袋や米袋に入れて、さらにビニールをかぶせてしっかり口を閉じて空気が入らないようにします。




以前、ネズミに穴をあけられたことがあるので、私は、ビニールは2重にしています。


はい、これでおしまい。

あとは1-2カ月待つだけです。


嫌気性発酵と言って、空気を使わずに発酵させる方法で、じっくりゆっくり発酵していきます。

冬の時期は気温が低いので、温かいハウス内に置いていて、1カ月半くらいで仕上がっているようです。


袋を開けてみると、ほんのり酸っぱいような香りがします。

カビなどがもしついていたらその部分は捨ててください。


このボカシ肥は、窒素分もそれなりにありますので、畑の肥料として活躍してくれます。

そして菌達がいっぱい住んでいますから、さらによし。

もっと言えば、ほぼ廃棄物で作ることができるので、経済的でよし。


もちろんぼかしの作り方はこれひとつではありません。

いろんな材料、いろんな方法があると思います。

身近で手に入る材料をそろえて、春になる前に、試しに作ってみてください!

福田 裕子
冨田 美和Miwa Tomita
コラム「マイライフ」担当

<ゆめいく株式会社/野菜ソムリエ>
大学・大学院にて健康科学、応用生理学を学ぶ。身体だけでなく心をも満たす「食」、人と人を繋ぐ力のある「食」の魅力を伝えるべく、結婚・出産後は野菜ソムリエとして食育活動や販促サポートを行う。
平成26年3月、夫のUターンをきっかけに福井に移住し、農業に興味を持つ。自らの農園を立ち上げるべく、現在修行中。



[公式ブログ] http://ameblo.jp//urbanmom
[ホームページ] http://yumeikufarm.wix.com/yumeiku

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