ふくいステキ女史 【2014.09.20】

株式会社アイル/メディカルハート事業部 部長 遠藤真奈美さん

株式会社アイル/メディカルハート事業部 部長 遠藤真奈美さん

【職場は自分の人生を豊かにするための学びの場】


松本:現在のお仕事の内容を教えてください。

遠藤:(株)アイルは福井県内に本社を置く、人材派遣と社員紹介の会社です。私は、事務系の「アイル」と医療・福祉系の「メディカルハート」を担当する営業部の部長を務めています。新しい派遣先の開拓や契約手続き、職場と登録スタッフさんとのマッチング、配属後のフォロー、社員登用の手続きなど、仕事の内容は多岐にわたります。


松本:このお仕事に就かれたきっかけは。

遠藤:現在アイルにいるきっかけは、弊社の社長・片山加奈子と出会ったことですね。


松本:片山様との出会いですか。もう少し具体的にお聞かせいただけますか。

遠藤:私はアメリカで大学生活を過ごしましたので、これまで、英語力を活かせる英会話講師や、IT会社の営業職等をしてきました。3回目の転職で就いた前職の会社で、直属の上司として片山と出会ったんです。初対面の時から、何かビビッと来るものがありました(笑)その後、片山がこの会社を興すとき、私も後を追ってきました。もう10年になります。


松本:片山社長は魅力的な方なんですね。

遠藤:片山は決断力と行動力を兼ね備えた女性で、頼りになる姉御肌のところを尊敬しています。とにかく動きが速いので、毎日必死に彼女のペースについて行っています。こうした男性と同等の仕事のスタイルの一方で、常に社員の意見に耳を傾けて、温かく見守ってくれる母性に溢れていたり・・・まさに私のロールモデルですね。




松本:この職場で10年だとおっしゃいましたが、お仕事されていて良かったと感じる瞬間はどんな時ですか。

遠藤:派遣先に足を運んで、登録スタッフさんがイキイキと働いている姿を見たとき、このお仕事への遣り甲斐を感じます。登録スタッフさんが、派遣先の社員に登用されることもあるのですが、「これからは社員で頑張ります!」と素敵な笑顔で言っていただけた時には、毎回、娘をお嫁に出す母のような気持ちになります。


松本:とても嬉しい瞬間ですよね。遠藤さんの温かさが伝わってきます。登録スタッフさんもお幸せでしょう。反対に、辛かったことは何ですか。

遠藤:やはり、お客様にご迷惑をかけてしまったときですね。私たちの言うお客様とは、「派遣先の企業様」と「登録スタッフさん」両者を指します。


松本:もう少し具体的に教えていただけますか。

遠藤:例えば、登録スタッフさんに適した職場だと判断して配属したつもりが、働きだしてみると、スタッフさんにとっては居心地が良くなかったり、配属後に想定外の仕事の内容が変わってしまったりしたときに、辛く感じます。また、派遣先の企業様にとっては、あらゆる事情で契約期間を満了できなかった時は、本当に申し訳ない気持ちになります。


松本:なるほど。お客様に対する、遠藤さんの責任感の強さが伝わってきます。
では、ご家族についてもお聞きかせいただけますか。

遠藤:主人と小学1年生の息子と3人暮らしです。主人は東京、私は新潟出身で、18年前、主人の仕事の関係で、Iターンしてきました。 


松本:核家族なんですね。

遠藤:息子が1歳の時に職場復帰しました。息子は今年から小学校に上がったので、放課後は「児童クラブ」に行っています。息子の顔を見ると、一日の疲れも吹き飛びます。ついつい、児童クラブの玄関で、ギュ〜なんてしてしまいます(笑)

長い夏休みも、毎日宿題とお弁当をもって通っていましたよ。がんばってくれた、ご褒美に最終日だけは、キャラ弁にしました!

夫や息子の理解なしにフルタイムで仕事はできませんので、とにかく二人には感謝しています。一緒にいるときは、全力で主婦業しています。




松本:とても良い関係ですね。良い関係を保つ為に、何か気を付けていますか? 

遠藤:はい。3人で過ごす時間とお互いそれぞれのリラックスできる時間を、大切にしています。


松本:遠藤さんにとってのリラックス法は何で
すか。

遠藤:子どもと遊ぶことや、お友達を招いてのホームパーティ、ヨガに沖縄三味線・・・いろいろありますね。大概は息子と一緒にしています。私が沖縄三味線を習う横で、息子が「はっ!はっ!」なんて、合いの手を入れたりするんですよ。

それから、今年4月から息子の通う小学校の、英語レッスンのボランティアもさせていただいています。月に1回、子どもたちと賑やかに過ごす時間も楽しいですね。こういったことも、会社は嫌な顔一つせず了承してくれて・・・。感謝しています。




松本:遠藤さんの楽しい毎日が目に見えるようです。とは言え、核家族であれば、息子さんの病気の時など、ご苦労されたでしょう。

遠藤:幸い息子は丈夫に育ってくれ、これまで大きな病気もなく、風邪をひいて熱を出すこともまれでした。しかし、何度かは「病児・病後児保育」を利用したことがあります。


松本:「病児・病後児保育」とは、主に病院などに併設されている、病気治療中のお子さんを預ける事の出来る施設ですよね。体調の悪いお子さんを預けることに抵抗はありませんでしたか。

遠藤:もちろんあります。葛藤もします。仕事中もどうしているだろうかと気になりますし、預けて良かったのかと自問自答を繰り返すこともあります。でも、見方を変えれば、プロの方々が看てくださっているわけですからね。スタッフの皆さんがちゃんと見ていてくださるし、報告もしっかりしてくださいます。逆にその方が安心なのかな・・・とも思ったり・・・。子供もけっこう楽しそうなので、助かりました。


松本:なるほど。働く母としての葛藤は常にありますね。

遠藤:そうなんです。たぶん、働くママ全員がかかえている葛藤だと思うんです。どの道を選んでも、付きまとうものですよね。でも、どんな時も前向きに考えていこうとは思っています。


松本:母として葛藤しながらも、お仕事をすること、しかもフルタイムにこだわる理由はどういったことでしょうか。

遠藤:子どもを持つにあたり、主人と今後の人生設計について、しっかり話し合いました。そして、①両立できるように協力し合うこと、②無理をして体調を崩すことのないように心掛けることを条件に、フルタイムで仕事をすることを認めてもらいました。

子どもには、仕事をしている母親の姿を見てほしいんです。それも、忙しさでヘロヘロになった姿ではなく、イキイキした母の姿をね。

時には、甘えたい息子にわがままを言われて困ることもあります。そんな時は、しっかり抱きしめて、気持ちを受け止め、話しをします。そしてまた、再スタートします。




松本:遠藤さん、自信に溢れていて素敵ですね!家庭と仕事を両立するにあたり、ポイントだと意識してされていることはありますか。

遠藤:働く女性はマルチでなくてはならないと思うんですね。一つのことを、1から10まで全て完璧にこなして、次に進むのは難しいです。家族も大事、お仕事も大事、どちらも譲れません。はっきりとした境界線は引けないと思うんです。だから、上手に時間をやりくりし、マルチでありたいですね。

そのためには、調整力が大切だと思います。自分の状況を伝えて、共有すること、そして「ありがとう!」のアフターフォローは手厚く・・・も心掛けています。


松本:最後に働く女性にメッセージをお願いします。

遠藤:働くことは自分磨きをすること。職場は自分の人生を豊かにするための学びの場だと思います。難しいお仕事も、自分をもっと素敵にするハードルだと信じています。忘れてはならないのは、支えてくれる周りの方々への感謝の心。私はいつもそう思っています。福井の働く女性の皆さん、一緒に頑張りましょうね!



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  <インタビュアー:松本 昌代>

株式会社ドリームワークス 研修講師兼アドバイザー
長野県松本市出身、同志社大学文学部卒。
大学卒業後、学校法人河合塾に入社。8年間で延べ1,500人を超える受験生の進路指導をする。同時に新規事業の立ち上げ、市場調査、職員の採用や育成にも携わる。
その後、お客様サービスセンターを運営する大手企業に入社。社会保険労務士・産業カウンセラーの資格を取得し、総勢200名のスタッフの労務管理を実施。スタッフの定着化に大きく貢献。
結婚・出産を機に退職し家庭に専念。2013年株式会社ドリームワークスに入社。研修講師兼アドバイザーとして活躍中。


<写真撮影:杉下美智代>

プログラマー、事務職を経験。1998年出産を機に退職。以降15年間、IT会社を経営する夫のサポートをしつつ、家事に専念する。
2013年株式会社ドリームワークスに入社。働く女性応援情報サイトalica(アリカ)の運営担当に抜擢。コラム「マイライフ」の執筆のほか、ふくいステキ女史のインタビュアーやカメラマンなど、運営管理を一手に任されている。

Photo
遠藤 真奈美manami endou
メディカルハート事業部 部長

(株)アイル設立時に入社。10年目。事務系「アイル」、医療福祉系「メディカルハート」担当の営業部長。人材派遣先の開拓、職場と登録スタッフとのマッチング、社員登用の手続きや、配属後のフォローにいたるまで、マルチに仕事をこなしている。

[公式ブログ] http://www.web-4510.com/blog/
[ホームページ] http://www.web-4510.com/

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