ふくいステキ女史 【2015.03.20】

益茂証券株式会社 三国支店/次長 川上多恵子さん

益茂証券株式会社 三国支店/次長 川上多恵子さん

【仕事での経験は、必ず自分のために役立ちます】


杉下:川上さんのお仕事について教えてください。
川上:益茂証券株式会社は金融商品を扱っています。私は三国支店の次長という役職についています。仕事の内容は営業です。


杉下:こちらには何年お勤めですか?
川上:益茂証券は、今年で13年目になります。短大を卒業後、別の証券会社に就職し、そこで15年間営業職を勤めて退社。その後2年間の日本生命の事務のパートを経て、知り合いの紹介でこの益茂証券に入社しました。昨年の5月に三国支店に配属になり、7月から次長という役職を与えられたんです。


杉下:営業と聞くと、飛び込みのイメージがありますが。

川上:そうですね、新人の頃はそういった事もしましたし、最初三国支店に配属になった時も、新規開拓に歩きましたね。でも現在は、電話での営業と訪問営業の両建てがほとんどです。新規のお客様にご案内のお電話をしたり、すでに取引のあるお客様には、常にお得な情報、いろいろな情報をご提供させて頂いています。

杉下:2社の証券会社でお仕事をされている28年間は、ずっと営業職なんですよね。
川上:そうです。営業には付き物の、毎月のノルマというのがあるんですが、1ヶ月頑張って「やっとノルマ達成した!」と喜んでも、月が明ければまたゼロからのスタートになってしまう。ずっとその繰り返しなんです。最初に勤めた証券会社での15年は、仕事で走り続けた感じでした。


杉下:営業職の大変さがうかがえます。そんな中にもやりがいを感じるのはどんなときですか

川上:やはりお客様が喜んで下さった時ですね。私を信じて売買して下さり、その結果、お客様に喜んでいただけたときは本当に嬉しいです。お客様の中には「川上さんと話をしていると楽しいわ」と言って下さる方もいて、こちらも嬉しいですね。


杉下:辛い時もありますよね。

川上:もちろんあります。お客様に嫌な思いをさせてしまった時です。市場が急落して思いもよらず損させてしまい、資産が減ってしまった時です。皆さんの記憶にも新しいと思いますが、2008年のリーマンショックがそうでしたね。その前はバブルの崩壊、もっとさかのぼるとブラックマンデー。これらの時は、お客様からのお怒りの声を聞き「どうしてくれるんや!」と言われ心が病んだ時もありました。でも、お客様のお気持ちも分かるので、本当に辛かったです。


杉下:世界中が大騒ぎでしたね。それだけ何度も辛いことがあっても、こうして仕事を続けていられるのはどうしてでしょう。

川上:その時は本当に辛いんですが、お客様の気持ちに何とか添えるようにアフターフォローをする事が大事だと思っています。また、自分の為の営業ではなく其々のお客様の気持ちに添った営業を心がけています。これらの経験は必ず自分の為に役立っていると感じているからです。あとは、子どもの為に仕事をしていかなくては、という想いでしょうか。

杉下:では、ご家族の事を教えてください。
川上:22歳の娘と実父と生活しています。実は娘が5歳の時にシングルマザーになりまして、以後実家の両親と一緒に住むようになりました。母は4年前に亡くなりましたので、現在は3人です。娘は兵庫の大学に行っていて、今年の3月に卒業、4月からは福井での就職が決まっています。


杉下:娘さんも社会人になられるという事でひと安心ですね。でも、娘さんが小さい頃は大変ではなかったですか。

川上:いつも仕事に出掛けるのが朝7時、帰宅が8時ごろなので、平日は両親に見てもらう事が多かったです。私が仕事をしなければ、娘を養っていけませんので、その辺は割り切って考えるようにしていました。でも、行事には必ず参加していましたし、病院なども、緊急の時を除いては私が連れて行ったり、小さい頃は娘が朝着て行く洋服を寝る前に枕元に用意しておいたり、私が出来る事はなるべくしてきました。一緒にすごせる時間が少ないので、少ない時間を目一杯娘と関わって過ごすように心掛けましたね。


杉下:なるほど。娘さんにもそのお気持ちが伝わっていたと思います。

川上:そうですね。娘も分かってくれていたと思います。でも、私が休みを取った時に、お母さんが家にいるお友達のお家に遊びに行き、「今日はお母さんいるの!」と嬉しそうに話していたよと聞いたことがありました。やはり我慢している部分もあったのかもしれませんね。娘とは4月からまた一緒の生活が始まるんですが、私に「家事の分担はどうする?」なんてことを気遣って言ってくれるようになりました。

杉下:今後の夢や目標はありますか。
川上:仕事を辞めたら、英会話や書道などの習い事をしたり、旅行に行ったりしたいですね。でも、体が動くあいだは、何かしら社会に出ていたいという気持ちでいますので、仕事を辞めるのはまだまだ先になりそうです。


杉下:最後に、働く女性にメッセージをお願いします。

川上:働いて得た経験は、必ず自分の為に役立ちます。また、一生懸命働く母の背中を、子どもはきっと見て育っていくはずです。ステキな姿を見せてあげてください。



<後記>

インタビュー始めて、お仕事についてお話を伺っていたんですが、気が付いたら投資信託やNISAについてなど、川上さんのお話に引き込まれ、私の方が真剣に話を聞いてしまっていました。ほとんど知識のなかった私にでも非常に分かりやすく教えていただき、かなり興味が湧いてきました。営業というお仕事をずっと続けていらっしゃる川上さん。常に人と関わっている仕事なので、たまに一人になりたいという願望から「トラックの運転手になって一人の世界に没頭したくなるんです」とおっしゃるチャーミングな方でした。

川上さんありがとうございました。今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。


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<インタビュアー:杉下 美智代>

株式会社ドリームワークス社員/alica運営管理担当

<写真撮影:進藤 風吹>

grafeel社員/フォトグラファー

Photo
川上 多恵子Taeko Kawakami
次長

短大を卒業後、証券会社に入社。15年間営業職として勤務し退職。
その後2年間日本生命の事務のパート勤めを経て、知人の紹介で益茂証券(株)
に入社。現在13年目。昨年7月に三国支店次長の役職に就く。


[ホームページ] http://www.masumo.co.jp/index.php

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