ふくいステキ女史 【2015.06.20】

北陸トラック運送株式会社/生協事業部特企仕分け班リーダー 奥村 理恵さん

北陸トラック運送株式会社/生協事業部特企仕分け班リーダー 奥村 理恵さん

【必ずできる 自分の可能性を信じて】


杉下奥村さんのお仕事について教えてください。
奥村:北陸トラックは、総合物流会社です。運送業はもちろん、大型倉庫でのお荷物の預かり、商品の仕分け業務などを行っています。他にも製造業、最近では結婚式の引き出物を梱包して送るような仕事もしています。その中で私は、生協事業部特企仕分け班というところで福井・石川・富山の県民生活協同組合様の雑貨部門の仕分け業務を行っています。


杉下
仕分け業務とは具体的にどういった事をするんでしょう。

奥村:生協様の方に各お客様から入った注文の情報と商品がこちらに届きます。届いた商品を、各個人のお客様ごとに仕分けをしていくんです。


杉下:大変な量なのではないですか。

奥村:商品の数だけでも1,500~2,000アイテムあります。しかもずっと流れ作業で、スピードと正確さ、そして集中力が必要となってくるので大変ですね。



杉下
奥村さんは現在リーダーという役職だとうかがいましたが。

奥村:はい。今年の3月から生協事業部特企仕分け班のリーダーになりました。まだリーダーになって4ヶ月なので、仕事は手探り状態です。でも、前任のリーダーさんやベテランの社員さんがいてくださるので、いろいろ助けていただきながら何とかやっています。


杉下:福井では、役職に就く事にためらう女性もまだまだ多いですが、リーダーのお話を聞いた時、すぐに受け入れられましたか。

奥村:いいえ!初めは自信がなくて何度も断っていました。でも、上司や前任のリーダーさんに、「奥村しかいない。奥村ならできる」「無理に前任者と同じように様にやらなくてもいい。奥村のやり方でやっていけばいい」と言っていただいたんです。とても信頼している上司でしたし、それならばやってみようと決心したんです。子どもたちも大きくなりましたし、主人が理解してくれたことも、後押しになりましたね。


杉下:リーダーになられて、ご自身の心に何か変化は。

奥村:以前の自分は、仕事はきちんとこなすけれども、どこか他人任せな部分があったんですが、今は全体を把握しなくてはいけないですし、やはり自分がしっかりしなくてはいけない、という責任も感じています。


杉下
大変と思うのはどんな時ですか。

奥村:そうですね。まず、現場が夏は暑いし冬は寒いことでしょうか(笑)。あとは、職場の全員をしっかり見ていないといけない事ですね。現在、私たちの班は男性9名、女性18名の計27名で、そのうち社員が9名なんですね。その他は、準社員の方が6名、パートの方が8名、フィリピンから外国人研修事業で来ている方が2名、派遣の方が2名いるんです。障がいを持っている方も2名いますし、年齢が20代~70代までと幅も広いんです。その人その人に合わせた対応が必要ですし、全体を公平に見る事も大切なので、その辺りが一番大変ですね。



杉下:それはすごいですね。いろんな方がいらっしゃるのですが、職場の雰囲気はどのような感じでしょう。

奥村:職場の人間関係はとてもいいと思います。休憩の時間がすごく楽しいんですよ。休憩はお昼に1時間、午前と午後に15分ずつあるんですが、あっという間に過ぎますね。男性は個々で過ごされる方が多いですが、女性は集まってトークで非常に盛り上がってますね。仕事上のグチがあったり、プライベートな話があったり、みんなが気兼ねなく何でも話せる間柄だと思います。仕事は大変ですが、この時間を過ごすことで、また頑張ろう!という気持ちになります。


杉下
なるほど。女性にとって話が出来る場、リフレッシュ出来る場というのは重要ポイントですね。では今度は奥村さんのご家族について教えていただけますか。

奥村:主人と、高校1年生の長男、中学2年生の長女と私の4人家族です。


杉下
仕事と家庭の両立で難しい事や工夫している事などありますか。

奥村:今はもう子どもたちは大きくなりましたが、小さい頃は近くに住む主人の両親に面倒見てもらう事がほとんどでした。私の仕事は残業が多くて、帰りが7時8時頃になってしまうので、保育園のお迎えから夕食までお世話になる毎日でした。主人も私の帰りが遅いのを分かっているので、子どもたちをお風呂に入れたりしてくれていましたね。周りの協力がなかったら、こんな風に仕事を続けてこれなかったかも知れません。本当に感謝しています。



杉下
主婦が仕事をしていくというのは、家族の協力なしでは難しいですもんね。仕事をしていく上で奥村さんが心掛けている事は何でしょう。

奥村:私たちの仕事は、チームワークが必要なんです。流れ作業というのは、それぞれが持ち場の作業をしっかりこなしていかないと最後まで出来なくなってしまうんですね。スピードと正確さ、集中力や体力も必要なので大変なんです。だからこそ、休憩時間がとても大事で、この時間は、おしゃべりしておもしろく楽しく過ごしてほしいと思うんです。これからも職場のコミュニケーションを大事にしながら、仕事はみんなで助け合い、休憩はみんながホッとできる、そんな環境づくりをしていきたいと思います。


杉下
最後に働く女性に一言お願いします。

奥村:北陸トラック運送(株)の創業精神にこういうものがあります。
「~私の信条~ できる できる 必ずできる/できないと思えば できない/できない事も できると信じ 永遠に自分を進歩させたい/できる できる 必ずできる」
仕事というのは、家庭とはまた違って、常に自分が成長できる場だと思うんです。「できる できる 必ずできる」と自分の可能性を信じ、同じ働く女性として一緒に成長していきましょう。



<インタビュー後記>

インタビュー取材の始めの方は、北陸トラック運送(株)代表取締役社長の水島様も同席していらっしゃいました。水島社長に、奥村さんをリーダーにした理由を尋ねたとろ、「奥村は、ものすごく声がデカいから適任だと思ったんですよ。ここの現場は広いからね」すかさず「えー!そこですかー?確かに声はデカいですけど...えー?」と奥村さん。「いやいや、奥村ならしっかり他の社員に指導できると思ったんですよ」とすぐに水島社長のフォローが。お互いに信頼関係があるからこその会話なのでしょうね。
出身は兵庫県だという奥村さんは、とにかく元気で明るい女性で、お話していて楽しい。休憩時間があっという間だというのが分かるような気がしました(笑)。

奥村理恵さん、ありがとうございました。今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。


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<インタビュアー/写真撮影:杉下 美智代>

株式会社ドリームワークス社員/alica運営管理担当

Photo
奥村 理恵Rie Okumura
生協事業部特企仕分け班リーダー

パートで13年勤め、2015年1月に社員として入社。同3月には生協事業部特企仕分け班リーダーに就任。

[ホームページ] http://hokutora.co.jp/

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