ふくいステキ女史 【2016.10.22】

福井銀行株式会社 営業支援グループ/WiL所長 廣部 靖子様・吉村 祐美様

福井銀行株式会社 営業支援グループ/WiL所長 廣部 靖子様・吉村 祐美様

今年4月28日、福井駅前にオープンした福井駅西口再開発ビル「ハピリン」。その2階に福井銀行が開設したのが、WiL(Woman's inspiration Library)ウィルです。今回はWiLで働くおふたりにお話を伺いました。


杉下:まずは、現在までのお仕事についてそれぞれ教えてください。
廣部:福井銀行には、平成10年のパート勤務から始まり、5年後に正社員として、営業店、ローンや保険を取り扱うナチュラプラザなどいろいろ経験させていただき、平成24年から現在の営業支援グループに配属になりました。そして、今年の3月より、WiLの担当となりました。
吉村:私は勤務年数4年目で、営業店勤務ののち、営業支援グループに所属となり、廣部さんと同じく今年の3月からこのWiLの担当になりました。


杉下:ここはとてもオシャレで素敵な空間ですね。では、このWiLについて伺っていこうと思います。まず、福井銀行さんがWiLを作られた目的とは何でしょうか。
廣部:WiLのコンセプトは「女性の学びとリラックス」なんですね。福井は共働きが多く、女性はいつも忙しく働いています。忙しい時間の合間にふと立ち寄っていただき、本を読んだり、自由にくつろいでリラックスしていただければと思っています。
吉村:皆さんは銀行へはどんな時に行かれますか?大抵の方は、お金の入金や出金や振り込みなど、必要にかられていくんだと思うんですね。今やATMですべてこなせてしまいますから、窓口に来られることって本当に少ないんですよ。特に女性は、お金に関して聞きたい事、気になる事があっても、銀行へ相談に訪れる人ってほんのわずかだと思うんです。そういう方たちに、銀行をもっと身近に感じてほしいという思いもあります。



杉下:確かにここは銀行というイメージは全く感じられませんね。それに壁一面に並んでいる本も、興味を惹かれるようなものばかりです。
廣部:並べている本にもすごくこだわっています。カフェや美容室などで気軽に手に取れるような本は、あえて置いていません。見ていただくと分かると思いますが、雑誌は一冊もないんです。普段からよく目にするようなものではなく、「あ、こういう本読んでみたかった」「この本ちょっと面白そう」と、見ていると何となく惹かれて手に取ってしまう、読んでみたら心が豊かになる、そんな本をプロの方に選んでいただいています。
吉村:思わず手に取ってしまうようなディスプレイにもこだわっているんですよ。WiLにくれば素敵な本との出会いがある、その本によって学びを得る、なんかここいいね、そういう風に感じていただけると嬉しいですね。



杉下:先のお話で、おふたりともWiL担当になったのが3月だとおっしゃっていましたけれども、4月末のオープンまでどのような準備がありましたか。

廣部:準備は本当に大変でした。今までの仕事の中で一番辛かったかもしれません。
吉村:本当ですよね~。怒涛の一カ月半でした。


杉下:何が辛かったでしょう。

廣部:配属当時に決まっていたのは、内装のデザイン画とコンセプトだけだったんです。ハピリンの中に場所はあるけれども、中身は空っぽの箱状態でしたから、自分がどんな場所で仕事をしていくのか、どんな仕事をしていくのか、全くイメージ出来ませんでした。しかも、銀行初の試みということで、プレッシャーに押しつぶされそうになりましたし、まず何から始めればよいのかも分からず、とにかく手探りの状態でした。
吉村:上司からは「分からない事があれば、自分たちで行動してとことん調べてみるといいんじゃないか。でないとお客様に説明できないだろう」と言われていましたので、完成イメージを膨らませるために東京のブックカフェを実際に見に行ったり、神戸まで設計士の方の作品を見学に行ったりもしました。


杉下:新しい試み、しかも、何から始めたらよいのか、そこからの始まりでは大変でしたね。
廣部:大変でしたが、今までの銀行の仕事では絶対に出来ない事を経験出来ましたし、今となっては、この様な機会を与えていただいたことに感謝しています。
吉村:自分たちが開設に立ち会う事で、創業されるお客様の気持ちにわずかながら触れることが出来たという点では、銀行員として財産になったんではないかなと感じています。



杉下:様々なイベントも開催していますよね。
廣部:主に女性起業家の方たちに、イベントやセミナーの開催の場として使っていただいています。ここは無料スペースですし、告知などもたくさん出来ますので、そういった方たちには気軽に利用していただきたいですね。もちろんその先に資金繰りの問題などありましたら、私たちは銀行員ですので相談に乗らせていただきます。
吉村:あと、WiLに来られたお客様に「こういう仕事をしている、こういう方がいるんだ」と知っていただくきっかけにもなりますし、逆に、イベント目当てで来られたお客様にはWiLの存在を知っていただけるいい機会だと思っています。


杉下:おふたりがお仕事をするにあったって心掛けている事は何でしょう。

廣部:お客様に対しては、また来たいと気持ちよく帰っていただきたいと思っています。所長としては、2人のスタッフに対して時には厳しく叱ることもありますが、いつまでも引きずらないで気持ちを切り替えるようにしています。私たちが楽しく仕事をしていないと、お客様に気持ちよく過ごしていただけるはずがないので、そこは気を付けるようにしています。
吉村:お客様にとってのより良い空間とはなんだろう、とは常に考えていますね。少ないスタッフですが、みんなが仕事をしやすいように、報連相を大事に、率先して動くようにしています。




杉下:今後のWiLはどうなっていきたいと考えていますか。
吉村:とにかく今は、来ていただく方にWiLの空間を楽しんで、何かしらの学びと気付きを得ていただくこと。この場所に触れて、好きと言ってくれる人、なんかいいよねと何度も訪れてくれる人が増えてくれると嬉しいなと思います。
廣部:開設して約半年。ようやく私たちも、自信を持って皆さんにこのWiLをお勧めできる余裕が出来てきました。でも、これからWiLがどういう風に成長していくかは私たち次第なので、まだまだ新たな挑戦は続いていくんだろうなと感じています。


杉下:これからのWiLも楽しみですね。では最後に、働く女性にメッセージをお願いします。
廣部:私から偉そうなことは言えないのですが、ただ、もっと歳をとった時に、「あの頃私がんばったなあ」って思えるような仕事が出来ていたらいいですね。
吉村:私はまだまだ経験も浅いですが、何事にも逃げずに納得いくまで取り組む事は大切なのかなと、今回の事を経験して感じています。




<インタビュー後記>

インタビューの中で、おふたりからは、WiLに対する熱い想いをたくさん聞くことが出来ました。と同時に、大変だった時の想いもたくさん。どうしていいか分からない、何が正解かも分からないという不安。駅前の無料休憩所となれば、どんな人たちが来るのか分からないという不安。なぜ銀行がこんなことをしているの?とみられ続ける事への不安。「今だからもう笑って話せますけどね」と、数えきれないほどの不安と戦ってきたその当時を振り返っておっしゃっていました。行動的な吉村さん、冷静に状況を判断する廣部さん、とても良いコンビのおふたり。これからのWiLの活動を楽しみにしていきたいと思います。
廣部靖子さん、吉村祐美さん、ありがとうございました。今後のおふたりのご活躍を心よりお祈り申し上げます。



--------------------------------------------------------------------------------------------

<インタビュアー・写真撮影:杉下美智代>

株式会社ドリームワークス社員/alica運営管理担当

2013年株式会社ドリームワークスに入社。働く女性応援情報サイトalica(アリカ)の運営担当に抜擢。コラム「マイライフ」の執筆のほか、ふくいステキ女史のインタビュアーやカメラマンなど、運営管理を一手に任されている。

Photo
WiL(Woman's inspiration Library)ウィル

働く女性が日本でいちばん輝いている福井に、
新たなスペース「Woman’ s inspiration Library WiL(ウィル)」が誕生しました。

生活、人生、ライフステージなどをカテゴライズした書籍に囲まれた居心地の良い空間で、
読書やセミナー、イベント、ワークショップなどを通して、
新たな自分の発見や活力を生み出し、
福井の働く女性が新たなステージへステップアップすることで、
日本全国の働く女性へ多くのワクワク感を発信していくことを目指しています。
(所長 廣部康子 ・ 吉村祐美)

[ホームページ] http://www.wilfukui.jp/
[Facebook] https://www.facebook.com/wilfukui/

« 記事一覧へもどる
「仕事に家庭にがんばる女性」を応援しています